【IEEE C-16 Tokyo/Japan Chapter 広報】「IEEE Computer Society主催COOL Chips 23参加案内」

IEEE会員各位
IEEE Computer Society Tokyo/Japan Joint Chapter
Chairman 吉岡 信和
COOL Chips 23 組織委員会よりシンポジウムの御案内を致します。
昨今の新型コロナウイルス感染症拡大の状況を考慮し、今回の COOL Chips
23はウェブでのオンライン開催としますが、これまでとほぼ同様に、学会期間を3日間(4月15日~17日)として、様々なキーノート講演、招待講演、一般講演、ポスターセッション、そしてスペシャルセッション(初日のみ、旧レクチャーセッション、シンポジウム登録者無料)を行います。なお、パネルディスカッションは中止します。
以下では、キーノート講演・招待講演・スペシャルセッションを簡単に御紹介します。奮っての御参加をお待ち致しております。
【4月15日】
- 1番目のスペシャルセッションでは、George Washington UniversityのGuru Prasadh
Venkataramani 様から、
「Evolving Hardware Security Landscape in the AI
Era」と題して講義を頂きます。
物理的な攻撃証拠を残さない情報漏洩の最も危険な形態の1つとされるタイミング攻撃を
軽減する解決策など、AIアプリケーションをセキュリティ上の欠陥から保護するためのハードウェアとソフトウェアの低コストの協調ソリューションの設計方法などについて講義して頂きます。
- 2番目スペシャルセッションでは、University of WashingtonのLuis Ceze
様から、
「Using AI to Bridge the Gap Between AI Models and the Hardware of Today
and Tomorrow」と題して講義を頂きます。
ディープラーニングは多様なハードウェアのバックエンドに利用され、ワークロードを高速に実行し、ポータビリティを向上させるためのグラフレベルおよびオペレータレベルの最適化を実現するTVMスタックについて紹介して頂きます。
【4月16日】
- 1番目のキーノート講演では、MicrosoftのAaron Smith 様による、
「Reconfigurable Cloud Scale AI」というタイトルの講演があります。
- 2番目のキーノート講演では、ルネサスエレクトロニクスの吉岡 真一 様による、
「Disruptive Evolutions: Technology Challenges and
Countermeasures」というタイトルの講演があります。
自動車等の市場分野における重要課題と、効率性 (性能電力比や性能コスト比)
、実使用での実効性能、システムの堅牢性、使い易く再利用可能なソフトウェア、開発環境などのソリューション事例を説明して頂きます。
- 3番目のキーノート講演では、キオクシアの森 健一 様による、
「How to Uplift the World with “Memory”」というタイトルの講演があります。
不揮発性メモリは、5GとAIによるパラダイムシフトを可能にする重要な要素であり、次の数十年間におけるNANDフラッシュおよび他の新しいメモリの課題と機会について講演して頂きます。
- 1番目の招待講演では、産業技術総合研究所の広渕 崇宏 様による、
「Virtualization for Non-volatile Memory
Devices」というタイトルの講演があります。
DRAMと不揮発性メモリのハイブリッドメモリシステムのためのハイパーバイザベースの仮想化メカニズムであるRAMinateと、メインメモリシステムにおけるパフォーマンスのギャップに対処するための主要なテクノロジーを紹介して頂きます。
【4月17日】
- 2番目の招待講演では、IntelのJane Jianping Xu 様とKaushik Balasubramanian
様による、
「Intel Optane(TM) Data Center Persistent Memory - A True Breakthrough to
Break the Traditional Memory-Storage Technologies
Barriers」というタイトルの講演があります。
データセンターアプリケーションに好適な大容量でコスト効率に優れ、低レイテンシでCPUにより近いところでデータ処理を加速することができる技術的特徴を有するパーシステントメモリについてお話しして頂きます。
- 4番目のキーノート講演では、LeapMindの徳永 拓之 様による、
「An Extremely Quantized Deep Neural Network Accelerator for Edge
Devices」というタイトルの講演があります。
精度低下を抑えつつ計算コストを大幅に削減できる量子化ニューラルネットワーク専用の新しいアクセラレータIPの概要をご紹介頂き、超低ビット量子化を実現する方法についてもお話し頂きます。
上記のほかに、12件の一般講演およびポスターセッションも予定されています。
プログラム、最新情報およびその他詳しいことは、COOL Chips 23 のホームページ
を御覧下さい。
以上
